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各国女性議員や市民団体との連携
■2007年8月 韓国女性リーダー訪問団との意見交換会
平和や女性の問題を率直に話し合い、東アジアでのネットワークを構築しようという呼びかけで来日された韓国女性リーダーたちと日本の女性NGOとの交流会が、全国フェミニスト議員連盟(国際担当)のコーディネートで、8月23日、24日の両夜、女性と仕事の未来館において開催された。

韓国側からは韓国女性団体連合代表のチョン・ヒョンベクさん、平和をつくる女性の会のチョン・ギャランさん、そしてテジュン女性の会のアン・インスクさんたちが出席。国会議員のイ・ミギョンさんは直前まで来日が危ぶまれていたが、何とか午後の便で到着、懇親会には間に合って一同も一安心。日本からの参加団体は10団体、20名あまりの参加者で、総勢30名による意見交換が行われた。

まず韓国からの「女性六者会議」の提案説明があった。「これは朝鮮半島の非核化および平和体制の構築など、東北アジアにおける平和の実現について議論を交わすために6カ国(韓国、日本、中国、ロシア、北朝鮮、米国)が一同に会する会議である。植民地と冷戦の経験を経て、女性たちが互いに対する誤解と不信を緩和し、理解と信頼、シスターフッドと協力を積み上げていくべく出会いの場としたい」ということで、2008年8月にソウルで開催する予定だそうだ。

特にヒョンベクさんは北朝鮮と韓国との関係改善が進んでおり、日本も拉致や慰安婦問題等非常に難しい局面があるが、政府首脳男性たちの6カ国会議にまかせておくのではなく、平和構築に女性たちもコミットすることが大事と強調された。

これに対し日本側からも各団体から自己紹介をかねて会の活動内容のあらましと平和への取り組みの抱負などが語られた。なお、特別ゲストとして参加したビルマ女性連盟日本支部代表のチョチョアイさんも軍事政権の横暴さを切々と訴え、一同、目が開かれる思いだった。「女性六者会議」については、まだ現実味が薄いが、韓国女性たちへの熱い思いには強い感銘を受けたようだ。

30分も意見交換が延長したが、懇親会でも引き続き熱心な対話の輪がいくつかできて親しさが増したようだ。最後に韓国の方々からお礼の挨拶があり、お土産までいただいた。通訳は急遽一人でしなければならず、クム・レイカさんの負担は大変だったが、大変実りの多い交流会となった。

 

第2夜として、韓国側からの希望で国会議員と日本のトップリーダーの方々との意見交換会もセッティングした。参議院選挙後の大変忙しい中、民主党の小宮山洋子議員と社民党の福島瑞穂議員が次々と駆けつけてくださった。

イ・ミギョン議員は、まず、このたびの参議院選で日本の民主党から14名の女性議員が当選したことは素晴らしい、と称え、激動する韓国国会の最新ニュースを伝えてくれた。「ウリ党が分裂し、進歩的な勢力として統合民主党が結党されつつある。韓国では12月に大統領選を控えているが、この10年間は、改革的民主的な大統領により、平和の礎ができ、女性の権利や男女平等が進んだ。今後は朝鮮半島の問題を平和的に解決することが第一義である」などと語られた。

ヒョンベクさんは、「女性六者会議」の提案とともに、北朝鮮の対応については日本がアジアの中で孤立しないように経済的交流を進めていく過程で、核問題も解決していけるのではと問題を提起された。

ミャンマーとカンボジアを視察したばかりの小宮山さんは、朝鮮半島の平和のために女性たちが力を合わせていくことは重要。拉致問題の解決とは別に核の問題で日本の果たす役割は大きいと述べ、先に退出された。

福島議員は弁護士としても戦後保障に関わり韓国には何度も行っている。日本は安倍政権になってから、バックラッシュがひどく、慰安婦の記述が教科書から消されたり、平和憲法を変えようとする動きが起こっている。社民党は北朝鮮と交流があったため、拉致問題でバッシングを受けたが、2000年に北東アジア安全非核構想を発表し、進めてきた。今後、6か国協議の進展はアジアの平和にとって望ましいことだと強く思うと述べられた。

大阪からお帰りいただいた樋口恵子さんは、軍国主義的な石原候補に対し、平和を訴え戦った前々回の都知事選の出馬体験を語られた。そして、6月に開催された「女性の視点から高齢化を考える」という国際会議の模様を説明され、韓国も準備を進めている介護保険や女性の貧困などの問題に言及、これからも韓国との交流を深めていきたいと語った。

最初から参加された産科医で女性と健康ネットワークの堀口雅子さんは、慰安婦問題は本当に申し訳ないと詫びたあとで、女性が健康でなくては次の世代に引き継げないと述べた。韓国の女性たちの状況は変わったかという質問に対しては、以前と較べたらよくなったと皆さんから即答が返った。こうして、またしても時間ぎりぎりまで熱心に率直な意見が交わされた。

報告 木村民子

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